
「世界を取り込んでいく力を」
令和の時代になり、ますます情報は行き交い、我々大人が過ごしてきた時間とは全く異なる時間を、子どもたちは過ごしています。判断に迫られ、選択をする中で、迷い、自分を見失い、探すー。情報の中で孤立してしまう子どもも少なからずおり、自ら価値を創造できない中で生きにくさを感じてしまうケースもあります。既に大人が一方的に与える時代ではなく、大人自身も、世界を子どもの目を通して考えなければならない時代に差し掛かっていると言えます。
そのような子どもたちの道標となるのは、教育です。情報を収集し、思考し、判断し、行動に結びつけてゆく、技術、思考力、発信力、行動力。それらを、教育を通して身につけてもらう。これが、現代を生きる私たちのような指導者の使命です。
待ったなしで時は流れ、子どもたちも成長していきます。大人になった時に、学んでいてよかった、経験しておいてよかったと思える財産のような時間を提供すること。これを最大の目標として、日々研鑽を重ねているのです。
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指導の考え方
非受験の子たちにも、豊かで未来の広がる学問を楽しく学んでほしい。これが、当塾が小学生専門学習塾を創業した時から一貫して考えていることです。もちろん、中学受験をして進学校へ通い、将来に繋げるという意味でも受験指導は行っていますが、それだけが目的化するような学びを幼い時からしてほしくない、というのが代表の想いです。
そこから、中学部・高校部開設のご要望が大きくなり、業務を少しずつ拡大して参りました。中学部まで作った段階で、小学部との連動をより強めてゆきたいという思いから、小学生の間にはあまり無理をさせすぎず、反復学習・学習習慣作りに重きを置くようになり、中学部からきちっと自立させてゆく、という舵切りを行いました。
結局、私が完全に先導して鍛え上げ、小学生を特殊部隊のように知識集団にすることはあまり難しいことではありません。現に、私は都内の進学塾で指導していた時も、泣かせ、残らせ、プレッシャーをかけ、と何重苦もの指導を与え、難関中学に生徒を進学させたことがありました。それは評価に繋がり、多少なり給料にも反映されました。しかし、無理をさせればさせるほど、中学部において、「指示されたことしか出来ない」とか、自発性に欠ける子がちらほら見られるのが気になっていました。
そして近年、当塾の生徒が証明してみせてくれました。小学生の時から成績はなかなか上昇せず、苦い思いをしながらも堅実な学習習慣を完成させた子たちが、中学生・高校生になってから一気に成績を向上させていくのです。私が何も言わなくとも、自らできていないことを脳内マップに常に確認し、それを自発的な取り組みによって解決してゆくのです。大人がつきっきりでいつまでも子どもを見続け、尻を叩き続けるような指導は健全ではない、と思うようになったのはそれからのことです。
何より子どもたちの自発性が保たれることこそが健全です。では、自発性はどのように身についていくのか?逆説的ですが、型にはめてやることなのです。意外と、何をどうやっていいか分からないから勉強しない、みたいなケースは多く、やり方をきちんと教えて、毎週続けていくことによって、きちんと型にはまった学習者が完成します。そして、そこから個々にカスタマイズが始まり、学問に個性が生じ始めます。健全な個性は、強固な型から生じます。
そこに、ちょっとしたスパイスとして発展的な内容を適切なタイミングで放り込み、一生懸命考えたり覚えたりしてもらう。このように柔軟な指導ができるという点も個人塾の強みです。
現に、これまで学習が嫌だったという他塾経験者の子の中にも、水を得た魚のようにほとんど毎日自習室にこもっている子がいます。自ら学ぶ、という姿勢が育つと、自分の目の前に壁があらわれた時にしっかり考え抜くことができます。このような生徒たちを育てていきたいと考え、指導を行っております。
02
指導方法
低学年、高校生・中高一貫生を除き、小学生の中学受験コースと中学生コースは少人数制の集団指導(12名まで)の形式で指導を行います。
机間巡視をしやすいよう、教室の余白を多めに取り、生徒たち個人個人がどのように解答を作っているのか、どのような速度で取り組めているのか、過程でのミスがないか、あるとすればどのような点に理由があるのか、そういったことをすぐさまフィードバックできる体制で指導を行っております。
授業中、全ての生徒が発言を求められる集団サイズであることも大切にしました。我関せずと言わんばかりに縮こまって隅で我が子が学んでいたとしたら、保護者の方はどのように思われるでしょうか?この点は、都内大手で指導をしていた時にも思いましたが、クラスサイズはとても重要です。
また、集団指導においては、休み時間に問題の出し合いっこをしたり、誰かが課題に一生懸命取り組み、小テストで結果を出した時に歓声が上がったり、誰かがサボっていたら誰かが指摘したりと、生徒個人間にさまざまなやりとりが生じます。このような集団力学を利用できる点も、集団指導のメリットとなります。
よくある心配事として、「自身の子どもはついていけるだろうか?」というものがあります。確かに、私も親となって再認識したのですが、自分の手元を離れて、得体の知れない(?)大人と、賢そうな子どもたちがいる環境下で、我が子はきちんと主体性を発揮して学ぶことができるのだろうか?という心配は、確かに必ず出てくるな・・・と思います。ご安心ください。当塾、はじめからめちゃめちゃ賢い子はほぼいません。みんな何らかの苦手なことであったりを抱えながら、とりあえず第一の目標であるミニテストの満点に向けて学習を頑張っています。だから、誰かができていないからといってバカにする子は一人もいませんし、何なら教えてあげる子の方が多いです。
そして、何よりクラスサイズの関係上、苦手なことがある子は私が横について教えてゆきますし、月曜学習会をはじめとした無料のフォローアップ体制も充実しております。
一人一人を大切にする、それぞれの子の学びを自立させる、子どもたちが有機的に交わり、コミュニケーションを取りながら互いのモチベーションを上げてゆく等、様々な目的があり、そして、代表自らがこのような方法で指導を行っている点が、当塾の強みとなっています。
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指導内容
小学生は、国語・算数で予習シリーズを活用します。国語と算数は、中学・高校での学びの要となる教科であり、小学生の仕上がりはこの2教科の仕上がりによるとすら思っております。
ただ、この予習シリーズ、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、都内では御三家入試のベースともなっており、まあまあ難易度の高いテキストです。例えば、我が子は5年生だから、算数5年上テキストから始めよう!などと思われる場合、まあ95%以上の子は手も足も出ずに、親が教えてやらせようとすると喧嘩が起こる始末となります。そもそも計算もできずに終わると思います。なぜなら、4年下で、小数と分数の6年生までの計算全てが完了するからです。何なら、面積公式も円・おうぎ形まで出揃いますし、錐体(円錐含む)の表面積や体積ですら4年下の内容なのです。
というわけで、当該学年のテキスト内容をマスターできる生徒というのは、まさに久留米附設やラ・サールといった学校に無理なく合格できる水準の子たちであって、一般的な子どもたちにはオーバーワークになりがちです。
ですから、当塾はカリキュラムの進行をずらし、4年段階ではクロノクリエイト社のCompassを3年プレ・3年上・3年下まで終わらせた後に予習シリーズ4年上に導入します。5年段階では、4年上、4年下、5年上の途中まで行い、6年段階で、5年上、5年下と取り組み、受験対策を始めるという段取りで進めます。このようにすると、予習シリーズのカリキュラムと小学校の学習内容がちょうど良いくらいに連動し、学びやすくなります。通常、予習シリーズの練習問題、というのは難易度が高いものが含まれることで知られますが、その練習問題ですら、全ての問題に何とか挑み、解決してゆくことができるのです。何とか解けるようになる、分かるから面白いのであって、全く手が出ないから、解説を丸暗記するような勉強をしているとしたら、変な癖がついて中高でつみかねません。
勘違いがあってはいけないのは、予習シリーズは本当に良いテキストであり、使い方を間違わず、きちんと一つ一つ習得させることによって、かなりのところまで実力を上げ切ることができます。私は子どもたちに、予習シリーズで学んでよかった、楽しかった、将来の役に立ったと本気で思ってもらいたいと思い、このような形で指導を提供しています。
そして、中学部においては、そのような基礎が完成した子たちが退屈しないよう、数学については新中学問題集発展編を準備しております。中学部は英語も本格化しますし、理科も社会も主要な入試科目となってゆくため、全体の難易度を上げるとやはりオーバーワークになってしまいかねません。なので、どちらかといえば、標準的なテキストを繰り返して、知識の落としなく完璧に仕上げる方にフォーカスしてゆくのですが、それでも、鍛え続けた武器である数学は更に磨いてほしいですし、国語はそもそも考え方の基本原理を理解できていれば成績が落ちる教科ではありません。
中学生は、英単語や英文を日常的に書き、刺激ある数学との格闘をライフワークとし、国語の長文読解を解いて分析を重ねる。そこに、理科と社会の標準テキストの演習を重ねていく。生徒たちの日常的な学習イメージはこのような形になります。
小学生期に、国語・算数を徹底的に鍛え抜き理科と社会の基礎力をきちんと完成させる、中学生期にはそれを活かして更なる学習を重ね、連動させながら、英語学習を習慣化させてゆく。これが、小中学生の基本的な学習内容の考え方となります。

